概要
天壇は北京市の南端に位置して、明の永楽帝の十八年(1420年)に建てられて、天神と地神を祭ったり豊作を祈ったりした場所である。1998年11月に世界文化遺産に収められた。
天壇は東西の長さが1700メートルで、南北の幅が1600メートルである。総面積は約273万平方メートルである。圜丘壇と祈年殿を含んで、内塀と外塀が回”字形になっている。最北端の塀は半円型で、最南端の塀は東西の塀と直角に交差して方型に呈する。全体は「北円く南四角い」の形を呈しているが、これは「天は丸いもので、地は四角のもの」という天地意識を象徴する。外壇の塀は東、南、北の方向に門を設立しないで、西の方に門を二つ立てて、つまり、圜丘壇門と祈年殿門である(天壇門とも言う)。それに対して、内壇の塀の周りに門があってつまり、東天門、西天門、北天門と南天門という四つの門がある。内壇に祭壇や斎宮や東西方向の横塀があって、南のほうは「園丘壇」であって、北の方は「祈穀壇」である。
天壇の中の祈年殿は壮大で民族様式を持っている独特な建物である。3重屋根の頂には金メッキの宝頂と呼ばれる飾りが置かれている。青い瓦を敷いて青空を象徴する。毎層は上の方に収縮している。ひさしの下には美しい彫刻が刻まれている。3層の漢白玉石の台座の上に聳えたって、遠方から見れば、色彩の対比が強くてしかも調和して、上下の形が統一で変わりに恵まれている。三音石:皇穹宇殿の外におおきな長方形の石で覆われる通路がある。第三枚の石板の上に立たば門を開けて、すべての窓をしっかり閉めてそれに、門から殿の真ん中の神龛まで何の差支えもない状態で、門に向って叫ば、大きな木霊が聞こえるばかりでなく、殿の外のどこでも聞こえる。それは「皇天上帝」という建物から発声して、木霊が大きいため、「偶に人間が話すと、天から雷のように聞こえる」という説がある。 回音壁とは皇穹宇を囲む円形の土塀のことである。高さが3.72メートル、厚さが0.9メートル、一周の長さが193.2メートルである。壁は磨いたレンガを用いて畳んでできたのである。その上には青い瑠璃瓦を敷いた。壁面は滑らかで規則のあるアーチ形を呈していて、音波の反射にとても有利である。2人がそれぞれ東西の両端に立って、耳を壁面に貼って話をすれば、音波は壁面を通して200m離れたほかの一端に到着できる。声がいくら小さくても、相手ははっきりその話声が聞き取れる。それに、声が長く響いていて、珍しい趣があると言えるでしょう。「天人感応」という神秘な雰囲気も作り出している。 祈年殿は天壇の北の方において、「祈谷殿」とも呼ばれる。それは天壇の中の最も歴史の長い建物である。光緒帝15年(1889年)、雷の火に焼かれて、数年後そのままに立ち直された。今の祈年殿は直径32.72メートル、高さ38メートルの円型の建物である。宝頂は金メッキがされ、三層の瑠璃瓦葺きの屋根は次々に中心に収縮している。その基台は円型の祈谷壇である。三層で高さが6メートルである。気勢が雄大である。壇の周りに低い塀が一重建てられて、南東の角に燔柴炉、瘗坎、燎炉、具服台がある。壇の北には皇干殿がある。それは横の方に五つ並べている。そこにそもそも祖先の位牌が並べられていたが今、太廟に移された。壇の近くに祈年門、神庫、神チュウ、宰牲亭、走畜路や長廊などの付属建物もある。長廊の南の方に「七星石」と呼ばれる7石があって、それは嘉慶年間に配されていた鎮石である。天壇は世界で天を祭る最大の古代建築群である。きちんと整えている配置、独特の建築構造、きれいな装飾のおかげで我が国の現存される最も精致で、最も美しい古い建築群であると人々に認められている。 ●入場料● 入園料15元(学生8元) 通し券35元 →祈念殿、皇穹宇、圜丘の見学料が入る 11〜3月の入園料は10元(学生5元)、通し券30元 |
名前 | 天壇公園 |
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エリア | 北京 |
都市・地区 | 市南部・天壇 |
住所 | 北京市崇文区天壇路 天坛公园 |
電話 | +86-10-67028866 |
営業時間 | 6:00-22:30 |
休業日 | なし |
交通 | 地下鉄5号線 『天壇東門』 駅より徒歩約5分 |
ウェブサイト | http://www.tiantanpark.com |
支払方法 | |
言語 | |
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