概要
国子監(こくしかん)とは、中国における隋代以降、近代以前の最高学府です。各王朝の都(長安・洛陽・開封・南京)など)に設けられ、明代には南京と北京の二都に設けられました。
前身は北斉以来の国子寺で、隋の593年に「国子学」、607年に「国子監」と改称されました。唐代には長安に国子学(博士2名・助教2名・五経博士5名・学生300名)・太学(博士3名・助教3・学生500)・四門学(博士3名・助教3・学生500・俊士800)・律学・書学・算学・広文館などの教育機関があり、これらを統括する行政機関として国子監が設置されて国子祭酒・国子司業以下の職員が置かれました。明代には国子監が教育行政と実際の教育の両方を行うことになり、国子学・太学・四門学などの教育機関が国子監に一本化され、清代には最高責任者として国子監管理監事大臣が置かれ、その下に漢民族と満州族の国子祭酒が1名ずつ置かれました。
元・明・清三代に渡って置かれた北京国子監は現在、北京市東城区の国子監街にあります。その建築物は現在に至るまで残されており、全国重点文物保護单位となっています。また、北京市の国子監街は2010年第1回「中国歴史文化名街」の1つに選定されました。 |
名前 | 国子監 |
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エリア | 北京 |
都市・地区 | 什刹海・鼓楼・南鑼鼓巷 |
住所 | 北京 国子监 |
電話 | +86-10-8402-7224 |
営業時間 | 8:30-17:00 |
休業日 | なし |
交通 | 地下鉄2号線「雍和宮」駅下車徒歩5分 |
ウェブサイト | http:// |
言語 | |
地図 |